予約なしで見られるつめ切りの製作現場|諏訪田製作所(新潟県三条市)
はじめに|念願だったつめ切りの製作現場へ
こんにちは、らっこです。

スタイリッシュ。
「駐車場」の看板に導かれて見えた建物は、このひとことに尽きました。
クルマを停めて、まるで美術館のような建物を見上げる。
場所は諏訪田製作所。
「燕三条(つばめさんじょう)」に位置する、創業百年にもおよぶものづくりの会社です。
新潟県の燕市と三条市を中心とした「燕三条」は、江戸時代の和釘づくりから続くものづくりの街。
包丁やハサミ、工業製品など、世界で使われている金属加工品を生み出してきた場所です。
以前、ものづくりに関わる仕事をしていました。
いまもハサミを使う仕事をしています。
そのせいか、工業製品には長く興味を持ってきました。
諏訪田製作所を知ったのは、多分5年ほど前。
ネットだったか、テレビだったか、SNSだったか…きっかけは覚えていませんが、「いつか行ってみたい」という気持ちだけはずっと持っていました。
使っていたつめ切りが壊れたときも、代替品で我慢して買い替えませんでした。
いつか諏訪田製作所に行って、そこのショップで買う。
そう決めていたからです。
オンラインショップも何度かのぞきました。
そのたびに「やっぱり行って買いたい」と思いサイトを閉じました。
そして今年、念願かなってやっと行けました。
一番の目的は、SUWADA OPEN FACTORY。
諏訪田製作所の動画で見ていた製作現場へ、職人さんが刃物を仕上げていく工場を見に行きました。
📋 こんな方に読んでほしい
- 燕三条に寄る予定のある方
- ものづくりの現場を見てみたい方
- くるま旅の立ち寄り先を探している方
🗒 この記事の目次
01|工場見学:予約なし・無料で「職人のしごと」に触れられる時間

入口から右方向へ抜けると、黒でまとめられた空間が広がります。
壁には寄せ書きでいっぱいの旗が1枚。
「SINCE 1926」の文字が見えます。
創業からちょうど100年。
記念すべき年に来ることができたと知って、感慨深い想いがしました。


順路を進むと、年代順に並んだ刃物の展示があります。
1926年、1948年、1955年…と、形が少しずつ変わっていきます。
諏訪田製作所の始まりは、釘の頭を切る「喰切(くいきり)」という大工道具だったそうです。
そこからニッパー型の刃物に特化して、いまのつめ切りにつながっています。

ガラスの向こうが作業場です。
奥に見えるカラフルなベルトはなんだろう?と思っていたら、ヤスリでした。
紙やすりのおばけかな?笑
色で番手(目の粗さ)が違うようでした。
驚いたのは、あれほど細かい作業をひとつひとつ手でやって、高い精度を出していること。
手元のライトに寄せて、ヤスリを当てて、また確かめる。
その繰り返しです。


もうひとつ驚いたのは、それを全部見せていることです。
通路を作って見学できるように開放して、写真撮影も可。
説明を読むと、最初は職人さんたちの反対があったようですが、見せるだけの自信がなければ、なかなかできないことだと思います。
家にあった道具がSUWADA製
「栗くり坊主」という、栗の皮をむくハサミ。
我が家で長く使っている道具です。
それが諏訪田製作所の製品だったと、展示を見て初めて知りました。
しかも我が家には1代目と2代目の両方があるのです!
知らずに諏訪田の道具を使い続けていたと知って、思わず感動の声をあげてしまいました。



見学の終盤には、金属製の松と鳥のオブジェが展示されています。
細部を見ると、つめ切りを金型で抜いたあとの廃材(抜きカス)でできていて、職人さんたちの遊び心が感じられました。
ゆっくりひと通り見て約30分。
見学中、作業工程の音声ガイドがあったらな〜と思いました。
もしくはガイドツアーとか?
簡単なガイドパネルがあるので工程はわかるのですが、目の前で動く手を見ていて、解説があったらもっと楽しいだろうな〜と思いました。
見学の出口は、そのままファクトリーショップにつながっています。
02|ファクトリーショップで念願のつめ切りを買いました
買ったのは3つです。
- つめ切り CLASSIC(ファクトリーショップ限定版)
- 骨抜きトング
- 銀杏坊主
つめ切りは種類が多く、違いがよくわからないものもありました。
スタッフさんに聞いたら、とてもていねいに説明してもらえました。
その方は、社員として製造工程を体験したことがあるそうです。
やってみたら、うまくできなかった。直そうとすればするほど、刃が合わなくなった。
そんなリアルなお話を聞けて、とても楽しかったです。
欲しかったつめ切りはたくさんあるので、あれもこれもと迷いましたが、やっぱりここでしか買えないファクトリー限定品にしました。
骨抜きトングはプロモーション動画を見て、購入を決めました。
使ってみて、本当に買って良かった!と思った商品でしたので、また別の記事でお伝えしたいと思っています。
銀杏坊主は、銀杏の外殻を割るとき、我が家ではくるみ割りを使っているので、セール中だったこともあって今回買ってみました。
まだ季節じゃないので使ってないですが、「買ってよかった」と思えたら嬉しいな〜。
併設のレストランには時間が合いませんでした

同じ建物には、社員食堂を一般にも開放した「RESTAURANT CUIQUIRIT(クイキリ)」があります。
ここでランチを、と思っていたのですが、予定と合いませんでした。職人さんと同じメニューが選べるそうです。
社員さんとはエリアが区切られています。
次回はぜひここでランチを食べてみたいです。
カフェのフロートはテイクアウトして車内で

同じ建物のカフェ「CAFE Smiths’(カフェ・スミス)」で、ラズベリーソーダの「スワスワフロート」を買いました(660円・2026年8月時点)。
夏限定メニューで、ソーダは4種類から選べます。

さっぱりしたソーダと濃厚なソフトクリームの組み合わせがとてもおいしかったです。
テイクアウトして車の中でいただいたのですが、とても暑い日でソフトクリームが溶けるのがものすごく早かったので、大慌てで食べました。
カフェ店内の涼しいところで飲むことをおすすめします!笑
03|クルマ旅目線のメモ
駐車場は広く、大型車のスペースもあります
冒頭の写真は、駐車場から撮ったものです。
無料で、普通車が30〜40台ほど停められます。
大型車用のスペースもあるので、サイズの大きいキャンピングカーでも入れます。
見学する曜日は要チェック!
ここが一番の注意点。施設ごとに休みが違います。
| 工場見学 | クイキリ | カフェ | ショップ | |
|---|---|---|---|---|
| 火〜土 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 日・祝 | × | ○ | ○ | ○ |
| 月 | × | × | ○ | ○ |
工場見学は火曜から土曜だけです。日曜・祝日と月曜は見学できません。
ショップとカフェは、年末年始などを除いてほぼ毎日開いています。
工場見学が目的なら、火曜から土曜で予定を組んでください。
我が家は木曜に行きました。
公式サイトに工場稼働日カレンダーが出ていますので、出かける前に見ておくと確実です。
その他、行く前に知っておくとよいこと
- 工場内は写真撮影ができます(フラッシュ使用は不可)
- 三条市・燕市は金物の街。道の駅 燕三条地場産センターなど、他のスポットと合わせて回れます
04|諏訪田製作所の基本情報
諏訪田製作所(SUWADA OPEN FACTORY)
| 場所 | 新潟県三条市高安寺1332 |
|---|---|
| 駐車場 | あり・無料・普通車30〜40台/大型車のスペースあり |
| 料金 | 見学無料・予約不要(10名以上の団体のみ事前問い合わせ) |
| 営業時間 | 工場見学 10:10〜12:10/13:00〜17:00(火〜土) ファクトリーショップ 10:00〜17:30 クイキリ 12:30〜14:00 L.O.(日祝は11:30〜) カフェ・スミス 10:00〜17:00 |
| 所要時間 | 見学30分ほど |
| トイレ | あり・とてもきれい |
| 犬同伴 | NG(工場見学・ショップ・レストラン・カフェ すべて) |
| 公式サイト | SUWADA OPEN FACTORY(諏訪田製作所) |
※2026年8月時点の情報です。おでかけ前に公式サイトでご確認ください。
おわりに|行く前に、曜日を確認してください
工場見学が目的なら、稼働日カレンダーを確認してください。
火曜から土曜なら、見学もショップも、レストランもカフェもすべて開いています。
100年続いてきた「ものづくり」の現場を、予約なしで、しかも無料で、目の前で見ることができる。
クルマじゃないとなかなかアクセスしにくいところですが、くるま旅にはもってこいの場所です。
心の贅沢をしに、ぜひ行ってみてください。
今回は間に合わなかったクイキリのランチ。
次はランチも含めて、また見学に行きたいです。


