キャンピングカーはレンタルで試すべき?借りなかった我が家がそれでも推す理由
はじめに|借りるつもりでした。でも、借りませんでした
こんにちは、らっこです。
ちびキャン(コンパクトキャンピングカー)を検討していた頃、キャンピングカーをレンタルするつもりでいました。
「キャンピングカーを買うなら、まずは借りて使ってみるべき」
以前、知り合いの方に言われたことが頭に残っていたからです。
高い買い物ですし、使ったことのないものを想像だけで選ぶのはちょっと不安。
そう思って探し始めたのですが――結局、レンタルをしないまま、ちびキャンを買いました。
「面倒だったから」でも「お金を惜しんだから」でもありません。
探しているうちに、レンタルという手段の意味を考え直すことになったからです。
この記事では、借りるつもりで探して結局借りなかった我が家が、レンタルが役に立つ場面とそうでない場面を整理してみます。
📋 こんな方に読んでほしい
- キャンピングカーを買う前に、レンタルすべきか迷っている
- 大きな車に乗った経験がなく、サイズ感が想像できない
- 車中泊をしたことがなく、車内で眠れるか不安
- レンタルを探しているけれど、希望に近い車が見つからない
🗒 この記事の目次
01|結論:借りる意味があるかどうかは「何を確かめたいか」で決まる
レンタルは「キャンピングカーを体験するため」よりも、次のことを確かめるために有効です。
- 検討している車を、心配なく運転できるか
- 日常使いもするなら、生活圏で問題なく走れるか
キャンピングカーの購入検討にあたって、慎重を期してレンタルを考えた我が家の結論です。
キャンピングカーは居住空間があるものの、クルマはクルマ。
サイズや重量が変われば、運転時の視野も、取り回しも、駐車のしかたも変わります。
安全性を念頭に置けば、あらかじめ確認しておきたいことは多いはず。
だから、購入を検討している車に近いものが借りられるなら、借りる価値は大いにあります。
確かめたいことがはっきりしていて、それを確かめられる車なら、レンタルの数万円は安い投資です。
でも、近い車が見つからないなら、無理に借りなくてもいいと思います。
我が家はまさに「お試しに適したクルマが見つからない」パターンでした。

02|我が家がレンタルしなかった理由
借りたい車が見つからなかった
我が家がちびキャンに求めていた条件は
- コンパクトであること(日常使いできるサイズ)
- クーラーがあること(愛犬と安全に過ごすため)
こだわったのはこの2つ。
逆にいえば「どうしてもキャンピングカー」だったわけではありません。
でもレンタルを探してみると、見つかるのは「キャンピングカー」と聞いて多くの人が思い浮かべるキャブコン(後部に箱状のキャビンを載せたキャンピングカー)が圧倒的。
一部バンコン(商用バンをベースとしたキャンピングカー)もありましたが、ハイエースなど大きめサイズが中心で、ちびキャンのようなコンパクトなバンコンは見つかりませんでした。

「キャンピングカーを借りる」では意味がないと気づいた
「なかなか無いね〜」と言いながら探しているうちに、とても大切なことに気づきました。
確かめたかったのは、普通乗用車ではなくキャンピングカーを買うことが、我が家のライフスタイルに合うのかということ。
キャブコンや大きなバンコンを借りも意味がありません。
サイズも、運転感覚も、駐車のしやすさも、検討している車とはまるで違うのですから…。
候補だったキャンピングカーのベース車は、NV200バネット。
それまで乗っていたフリードとほとんどサイズが変わらない。
まあ、だから選んだんですけど…笑
つまり、サイズ感や運転感覚のギャップは、もともと小さかったんです。
確かめたいことがあって
それを確かめられる車があって
はじめてレンタルは意味を持つ。
そんな当たり前に気づいて、見つからないなら仕方ない、とレンタカー探しをやめました。
03|それでも「借りたほうがいい」と思う3つのギャップ
結局は借りなかったわけですが、レンタルが要らないと言ってるわけではありません。
むしろ、想像と現実のギャップを埋める上では、レンタルする意味は大きいと思っています。
購入前に埋めておきたいギャップは3つ。
ギャップ1:サイズ感と運転感覚
これまでに乗ったことのないサイズの車を買おうとしている場合、そのサイズ感は想像しづらいものです。
我が家がこれまで所有してきたのは、軽自動車とコンパクトサイズのミニバン(フリード)だけ。
ミドルサイズやラージサイズの車を所有した経験はありません。
同じメーカーの同じクラスのクルマを買い替えても、多少の違和感はあるものです。
車のサイズや重量が変われば、ハンドル操作も、視界も、ブレーキの位置も効きも大きく変わります。
大きなサイズのクルマの場合、運転する上で確認したいことはやはり駐車場と取り回しの2点。
自宅の駐車場に入るか、駐車場を借りている場合にはそのサイズのクルマを停めて問題ないか。
左折時やバックで駐車する場合に前輪後輪の距離(ホイールベース)の違いがあっても、問題なく運転できるか。
もちろん、数字で調べればわかることもあります。
でも、「その大きさと付き合う感覚」は、あらかじめ実感しておいた方がいいと思います。
エンジンの選択肢がある場合は、ガソリンとディーゼルの違いも踏み込みや走り方、振動や騒音に影響します。
「運転できるかどうか」だけでなく、「長い時間運転しても疲れないか?」「自分にとって不快感は大きくないか?」を確かめられるのがレンタルの価値だと思います。
レンタルのような一時的な利用ではなく、「所有して毎日付き合う」と考えたとき。
「なんだか運転したくないな〜」にならないかな?
むしろ「こんなクルマに乗れるなんて、わくわくする」と感じられたら、不安はなくなりますね。
ギャップ2:就寝の快適さ
車中泊の経験があまりない場合、そもそも車内で落ち着いて眠れるのかという問題があります。
ベッドの寝心地だけの話ではありません。
制限された空間でぐっすり眠れるのか、車外の音や明るさは気にならないか。
「キャンピングカーがあれば車中泊ができる」と考えていたけれど、実際に寝てみたら眠れなかった――これは買ってから気づくには大きすぎるギャップです。
逆に、普通乗用車での車中泊では眠れなかったけど、キャンピングカーだったら眠れた、という経験ができたら、キャンピングカーを購入する上での大きな後押しになると思います。
ギャップ3:装備の使い勝手
車によって、装備や設備は大きく違います。
たとえば予算の都合でクーラーなしの車を検討している場合、本当にクーラーなしで大丈夫なのか。
電子レンジや冷蔵庫、外部電源など、オプション装備の中で後から追加しにくいものを検討している場合は、それを使う場面を想像できているか。
高い装備ほど、使ってみてから「なくてもよかった」と気づくと痛手が大きいもの。
逆に「これは絶対に必要」と確信できれば、予算の配分と優先順位にも迷いがなくなります。
04|レンタルで確認したいチェックポイント
借りると決めたら、チェックリストを作って、確認したいことをはっきりさせておくのがおすすめです。
「レンタルしたらここを見る」と考えていた項目をまとめてみました。
🚐 借りたときに確認したいこと
- 自宅の駐車場に入るか、停めやすいか
- よく行く場所の駐車場(高さ制限・区画の広さ)で困らないか
- 街中の運転で車線変更や右左折に不安はないか
- 後方や斜め後ろの視界はどうか
- 就寝したときにぐっすり眠れるか
- 利用人数に対して十分な広さがあるか
- 装備(クーラー・電子レンジ・冷蔵庫・電源など)を実際に使ってみて、必要十分だと感じるか
- 日常使い(買い物、送り迎えなど)をしたときに面倒がないか
大切なのは、「楽しかった」だけで終わらせないこと。
旅行として楽しむことは素敵な体験ですが、本来の目的はチェックと答え合わせ。
そのつもりで借りると、レンタル代も価値の高い費用に変わります。
どこで借りられるのか(調べたこと)
ここからは、我が家が探していたときに調べた情報です。
実際に借りていないので、あくまで「調べた範囲の話」として読んでください。
キャンピングカーを借りる方法は、大きく2つあります。
レンタル会社から借りる
全国に拠点を持つレンタル会社があり、車種を選んで予約する形です。
ジャパンキャンピングカーレンタルセンターやジャパンロードトリップのように、北海道から沖縄まで拠点を展開している会社もあります。
ペット利用可の車を豊富に備えている会社もありますよ。
カーシェアを通じて個人のオーナーから借りる
Carstayのように、キャンピングカーのオーナーと借りたい人をつなぐサービスもあります。
オーナーの好みが反映された車が多く、ペット可の車や、キャンプ用品込みの車が見つかることも。
探していたときの実感としては、カーシェア型のほうが車種のバリエーションが豊富でした。
それでも、ちびキャンのようなコンパクトなバンコンは見つからなかったのですが…。
借りる前に確認しておきたいこともまとめておきます。
📋 借りる前に確認しておきたいこと
- 普通免許で運転できる車か(大きな車は念のため車両区分の確認を)
- 保険と補償の範囲(免責額、キャンセル料の規定)
- ペットの利用が可能か
- 装備の使い方の説明を受けられるか(初めてなら特に)
- 出発・返却の時間と、給油や給排水のルール
料金は車種・シーズン・借りる日数で大きく変わります。
最新の情報は、各サイトで確認してみてください。
05|借りられないときの代替案
合う一台を見つける方法は、レンタルだけではありません。
希望に近い車が借りられないとわかった時点で、我が家がやったことが2つ。
実物を見に行くことと、乗せてもらうこと。
キャンピングカーの展示会やショップでは、実際に乗り込んで座ったり、寝転がったりできます。
足を運んで、車に乗らせてもらって、候補を絞っていきました。

これだけでも、サイズ感・室内の広さ・装備の使い勝手はかなりの部分まで確かめられます。
特に、装備の位置やレイアウトは使い勝手に大きく影響するな〜と思いました。
また確認の手段として、ビルダーさんにお願いして、実際に走る車に同乗させてもらいました。
運転はできませんでしたが、「ちょっと心配だね」と話していた振動や騒音がどの程度なのかを確かめられて、安心につながりました。
「私たちも見つけられないよ〜」ということがあったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
👉 ちびキャンは誰に向いている?コンパクトキャンピングカーが合う人・合わない人
👉 キャンピングカーは1台持ち?2台持ち?日常使いで変わるサイズ選び
キャンピングカーを所有している人でも、旅の目的地で借りて、旅先でキャンピングカーでの「くるま旅」を楽しむ方法です。
また、「いつかは買いたいけれど、今はまだ」という方にとっても、レンタルはキャンピングカーのある時間を先に楽しめる手段。
旅や体験目的のレンタルについては、また別の記事でご紹介する予定です。
おわりに|レンタルは「答え合わせ」の手段
我が家の考えを改めて整理します。
◎ 借りる意味がある方
- 購入検討中の車に近いものが借りられる
- サイズ感や運転感覚が未経験
- 車中泊の経験がない
- 高額な装備を迷っている
△ 無理に借りなくていい方
- 希望に近い車が借りられない
- 確かめたいことがまだはっきりしていない
レンタルは、キャンピングカーを体験するためのものではなく、自分の選択の答え合わせをするためのもの。
購入前に「借りるかどうか」で迷っている方は、まず「確かめたいこと」を書き出してみてください。
それがはっきりすれば、答えは自然と決まります。
我が家のように「確かめたい車が借りられないからやめる」という結論になっても、それはそれで前に進んだということ。
代わりの方法で、納得できる一台を見つけてください。
キャンピングカーで日常も旅も楽しめる仲間が増えたら、とても嬉しいです。


